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2011-08

旗竿金物をオールステンレスでつくると。

店舗でサインとして使う旗竿をオールステンレスでつくってみました。
長さ1560mm Φ25の丸パイプです。
前半の写真がパーツに分解したところ。
・パイプ(端部にM12のナットが仕込んであります。)
・Φ40とΦ60の丸板(M12のボルトを溶接)
・旗のずれ止のリング(M4のビスストッパー付き)
・パイプを壁面に固定する受け金物(3mmと8mmの板を加工M4のビスストッパー付き)
パイプを受けに仕込んでからパイプをスライドさせて壁からの出を調整できます。

キッチンセミナー「キッチン建築家とインテリアデザイナーの立場から」参加報告6/6

写真は中澤建築工房作の壁吊りキッチン。
5回目のセミナー5/6は私の都合で欠席でした。
6回目最終回は、駒田建築設計事務所の駒田由香氏とSTUDIO KAZの和田浩一氏の実例解説でした。
駒田由香氏の話として、ポイントと思える言葉を記します。
写真を見せられないのが残念ですが、
・家のなかには、気持ちよくいられる場所をたくさんつくる。
・つながっているようで、仕切られてもいる感じ。
・隠れる場所もたくさんありながら、つながっている。
・複雑な見え隠れのある空間。
・使えるスキマをつくる。
・大きな建物のばあい、周辺の環境に対しては威圧感のない分節された形にする。

和田浩一氏の話では、
・昨今は、オープンキッチンスタイルが多いですが、キッチンのなかに住んでる感じにしたくない。
・そのための3つのポイント
1. 吊棚 原則なしにする。
2.レンジフードを壁や天井に同化させる。フードらしく見せない。
3.冷蔵庫はダイニングやリビングから見えないようにする。
  扉を付ける場合は排熱を考えること。
ウォークインパントリーをつくることをオススメ。その中に冷蔵庫や電化機器やいろんなグッズを整理する。
色や形が揃わないものを見えないところで整頓してしまう。

・大きく分けて2つの色系 黄色系(例えばみかん)と青系(例えばレモン)があり、同じ色系でそろえること。
 また人にもテーマカラーとして、同じ2つの色系があるので、その人に合わせた色系を使うのが良い。
・キッチンがほかの場所からどう見えるか? 風景にしたい。
・キッチンからの眺めはどうか?
・斜めラインをうまく使って視線をずらすと面白くなることがある。
・子供部屋のドアはめだつカラーリングだけど、夫婦の部屋は壁と同じ色でかつ枠なし壁と同面納まりの効果。
・マジックミラー扉でインターホンモニタを隠すアイディア。

キッチンセミナー「キッチン・家具の塗装」参加報告4/6


写真は対面キッチンのコンロフード 中澤建築工房設計
STUDIO KAZ 和田浩一氏監修で、西崎克治氏(ニシザキ工芸)の塗装セミナーです。
1.突き板制作の様子をビデオで。直径70センチ程のウォールナットの丸太から2000枚程のスライスされた
 薄板が出来るのをみました。これも資源の有効活用の1つかな?個人的には厚板が好きだけどね。
  丸太の状態で煮る。そして人手で皮を剥きながら、どういう角度で刃物を入れるのがベストかじっくり観察する。
  スライスする刃物の機械が大掛かりで、丸太を宙吊りにしたまま、丸太の下で機械が精妙な動きをしていました。
  刃物を常に良く研いであるとのこと。
2.木材への塗装の目的
・汚れや傷凹みから表面を保護する。
・木材表面を固めて割れや狂いを防ぐ。
・色を付けて利用価値を広げる。
・機能性付加。例ノンスリップ、防腐
3.木のどこに色をつけるか?
・木の素地に着色 透明感と深みのある感じになるが、吸い込みムラができて汚いマダラ模様になる場合も多い。
 このムラを少なくするには、
・塗膜に着色 透明感と深みは減じて幾分ボヤけた感じになる。 この2つを組み合わせたり、適宜使い分ける。
4.塗り見本をつくってもらうにあたって、
・実際の材料で作成する。
・色だけあわせるのではなく、実際の工程をかけたものをつくる。
・実際の職人にやってもらう。
・意に沿わないときはつくりなおす。
・塗装工程通りつくる。
・最終見本を1/2カット保存する。
・塗装工程表を付ける。
・有料で作ってもらう姿勢で、厳選された指示をだす。
5.最新型塗料
・MOKUTO(日東紡) 液体ガラス(ケイ素+アルコール) 塗ってない感じの仕上がり。
・ナンバー59(M&M TRADING)(ケイ素)ウッドデッキ材、紙や布などにも 通気性+撥水性
・ナチュラルマット(Nishizaki)木の質感そのまま 耐久性はウレタン同等。
6.その他 水平面には全ツヤ消し塗装は要注意。コップのあとが残ったりすることある。

次回5回目のセミナーは私の都合により欠席です。

 

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