HOUSE.M of nacazawa.com













049JPEG.jpg増築部南側外観

緑あふれる環境に
築120年の古民家がありました。
傷みが進んでいたので
一部残して
120年の記憶を受け継ぐように
増築を行いました。
歴史の記憶と環境との
調和が図られました。
増築部分は
さらに今後120年
生き延びられるような
計画をしました。
4つある部屋は
互いに距離をもっていて、
窓の外の様子は
多様なものになっています。
そのようにして
環境の良さをたくさん
拾い上げています。

055JPEG.jpgこの家では
利用する人が
変わっても
家として
変わらないことの
良さ、存在感を
持ちたい
と思いました。




建物裏側の外観。
実は裏側のほうが周辺からの視線は多い立地。
全開する引き戸で横のラインが強調されている。

031JPEG.jpg建物外観全景。南西側から見る。
左の切妻屋根平屋が古民家改修保存部で、右の片流れ屋根が増築した部分。1部3階だけどなるべく高さを低く抑えている。

115JPEG.jpg南側バルコニー周りの様子。外壁は焼き杉板。
雨さらしのバルコニー手摺、柱、デッキ骨組みはステンレスつや消し仕上げ。デッキ材はアイアンウッド。

138JPEG.jpg引き戸まわりの様子。引き残しのない、全開する木製ガラス戸。
外側にステンレス網付の格子戸が付き、室内にカーテン類なし。
敷居と鴨居はステンレス製でメンテナンスフリー。
外観全体のイメージは柔らかな木とシャープなステンンレスつや消し仕上げ材との調和。

078JPEG.jpg家の中心には
街中のカフェのような
広間があります。
そこでは
食事したり、
お茶したり、
本を読んだり、
話こんだり、
大きな開口から
外を楽しんだり、
みんなと一緒に
過ごします。。



内部の中心的空間。
南から北側を見る。窓はすべて片引き戸。窓枠は内部から見えないようになっているため、ガラス戸を閉めてもガラスしか見えない。壁に穴が空いたような感じ。こうやると外の景色が違って見える。

210JPEG.jpg内部の中心的空間。夜の照明の状態。
ここは部屋というより、家の中の大きなスキマ。家の中の公園。
正面中2階はなるべく低くしてあり、吹抜けの高天井とのコントラストをつくる。

208JPEG.jpg内部の空洞部分がこの家の中心。
大きなマホガニーの机(掘り炬燵式床暖房入)とマキストーブが家族の会話を盛り上げる。
全ての部屋はこの場所につながっているが、
各部屋は、引き戸を開けても個室の中は見えないようになっている。

081JPEG.jpg内部の中心空間を西側から見る。
水平の広がりと、縦の広がりが同時に展開されて、ダイナミックな感じ。

101JPEG.jpg内部の中心的空間を2階から見る。いろいろな方向に視線が抜ける。
吹き抜け周りの手摺は部材寸法を小さくするためにステンレスで作る。
突き当たりの窓外には、改修した古民家の壁が見える。

074JPEG.jpg内部の中心的空間の吹き抜けまわり。2階から南側を見る。
外のテラスが気持よさそう。

188JPEG.jpg階段から吹き抜けまわりを通して、3階への階段方向を見る。

235JPEG.jpg内部の中心的空間の吹き抜けを2階から見る。

JpgPng097.jpg3階へのらせん階段。ステンレスの骨組みに木製踏み板。

113JPEG.jpg3階へのらせん階段を上から見おろした所。
らせん形はやはり面白い。

225JPEG.jpg3階の唯一の部屋。この部屋の照明は床に埋込みとスタンド。
東、南、西に大きな窓があり、それぞれ特徴ある景色が切り取られている。

109JPEG.jpg3階の唯一の部屋南の窓の様子。
全開する窓が、景色を効果的に切り取って見せる。

194JPEG.jpg2階の洗面台まわりの様子。

178JPEG.jpg1階の玄関まわりの様子。
オリジナル壁埋込み照明。