HOUSE.A of nacazawa.com













img004.jpg東側外観。
道路側から見たところ。
周囲は建物がまばらに建つ環境で、既存建物がいくつかある敷地に、別棟として計画された。白い塀は既存のもの。
水平方向の伸びやかな屋根。木とガラスとステンレスのコントラスト。
2階には屋根から吊られたバルコニーがぐるりと一周している。屋根の三角部分は太陽熱を集めるためのもの。


img037.jpg南西から見た外観。
この建物は決して奇をてらったものではありません。
石膏ボードと合板を使わないために、
床、壁、天井を、見えないところまでも
すべて無垢の木でつくりました。
木材の寸法は通常の柱や梁のものではありません。
38ミリ厚さの板で、柱も床も壁も外壁もつくっています。
柱や梁としては薄いので、
丈夫にするために細かく設置して
繊細な感じになりました。
床や外壁材としては厚いので、
たのもしくなりました。

img064.jpg西から見た外観。
この家では屋根の三角の部分で太陽熱を集めて床下に送っています。
木と炭化コルクで断熱して、
ガラス部分を工夫して、
保温性の良さをつくり、
太陽で暖められた
新鮮空気で床暖房を
しています。
しっかりした断熱と
大きな吹き抜けによって、
家の中は
どこでも
温度差の小さい熱環境に
なりました。
このように
要望に応えることと
設計のアイディアが
一つになって
出来上がった形です。

img017.jpg南東から見た外観。
1.5m跳ねだした屋根が建物を守る。
バルコニーを吊っているステンレス棒は強風の時、屋根を下から引っ張って、屋根を吹上げる力から守る。

img006.jpg玄関まわりの外観。
玄関上はステンレス骨組みのデッキテラス。

img015.jpg2階テラスから建物を見る。
テラス床と内部床が同じ高さで連続している。

img066.jpgステンレス棒で木製デッキのバルコニーを屋根から吊っている。

img014.jpgバルコニーコーナー詳細。

img005.jpg建物の角にもガラスを連続させている。

img001.jpg1階台所から南側を見る。線が多いけれど落ち着いた雰囲気。

img007.jpg階段踊り場から室内を見渡す。
板状の柱を利用して壁をすべて収納に使える。扉も付けられる。

img023.jpgゆるやかな階段をみる。階段脇の斜めの壁は構造の役目がある。
垂直方向の線のなかで、斜めの壁は心理的な影響もある。

img053.jpg2階から斜め壁・柱をみる。細かい線によって自然光が木漏れ日になる。

img062.jpg2階寝室から浴室方向をみる。
浴室との境界の壁上部はガラス製。

img065.jpg2階から吹き抜け方向をみる。可動木製ガラリ戸で仕切り具合を調整する。

img065.jpg2階から吹き抜け方向をみる。可動木製ガラリ戸で仕切り具合を調整する。

img071.jpg2階から吹き抜けを見下ろす。木材に注ぐ光が、柔らかく輝く印象をつくる。

img058.jpg1階台所から東側を見る。柱を利用したたくさんの棚。

img036.jpg1階玄関。ステンレスの多目的流しがある。

img029.jpg1階玄関の斜め壁にある収納。

img012.jpg2階洗面台。中空部分が物置きになるステンレス製。

img002.jpg1階台所の床はステンレスを敷いて水への対応としている。太陽熱による床暖房が、木床より効果的だった。他の木床とのメリハリも良い。骨組みもステンレス製のアイランドキッチン。